文藝 2024年冬季号(特集企画 「個人の現実が世界を創る ゲーム作家ガイドAtoZ」寄稿)

文藝 2024年冬季号(特集企画 「個人の現実が世界を創る ゲーム作家ガイドAtoZ」寄稿)

【特集 ゲームをせんとや生まれけむ】
◎創作
斜線堂有紀×桜庭一樹「場外戦/怪物のまま生きてゆく」
二人の作家が描く、“ゲームオーバー”からはじまる二つの物語。夜明けの秋葉原を舞台に、「七つの条件」の設定のもと、愛と裏切りが交差するドラマティック共作!

柚木麻子「ゴーホーム美容沼」
「結婚前の妻さんに戻す方法が、七つあります」子育て中の妻の容姿の変化を、職場の謎めいた美人・深田さんに相談した枝野。すると思わぬクエストが課され……!?

本谷有希子「垢、澱、デュアルショック」
カズヲくんとゲームの中で再会するためなら、親指砕け潰れても平気――。ワンルームで垢と澱にまみれながらコントローラーを握り続ける私に訪れる、衝撃のエンディング!

王谷晶「君色の季節へ……」
「君はこの春から私立河出学園の一員だ!」個性的な生徒や教師たちとの出会い。〈恋が成就する教室〉の噂。そして世界の真実……青春のすべては君の【選択】次第だ!

間宮改衣「ライフリクエスト」
休職し家に引きこもり、生活もままならないIは、ある日、ひとりで病院まで行くことに。希死念慮を払うため、パズルゲームのBGMで脳を埋めて電車に乗るが……。

◎論考
近藤銀河「個人の生を語るインディゲーム」

◎エッセイ
三木那由他「ゲームを、そして私自身をプレイする」
麻布競馬場「人生ってゲームなんですか?」
ソーシキ博士「見る、遊ぶ、買う」
村雲菜月「彼女や彼らを現実に連れ出すために」

◎論考
山本貴光「そこは何ができる場所なのか ゲームのエコロジーに向けて」

◎特別企画
近藤銀河+葛西祝「個人の現実が世界を創る ゲーム作家ガイドAtoZ」